年末年始福岡

福岡に到着したらそのまま地下鉄を中洲で下車
よくよく考えると大人になってから今の今まで
中洲を渡って呑み歩いたことがない

小学生の時 博多阪急どころかキャナルシティすらなく
映画と言えば中洲の大洋劇場があるこのエリア 何軒か映画館が存在した記憶
西通に移転していつの間にかなくなった天神東宝も元々はこのエリア
親父と中洲で映画を観た後決まって加辺屋で蕎麦と天丼を食べるのが楽しみだった

大人になり中洲で飲むと言うとどーしても
おねーちゃんが隣につくお店と言うイメージが先行してしまい
全く掘る気になれなかった地域だったけど 実際裏通りを歩くと
まさに新宿のション横を愛する者には突き刺さる光景
何軒か飛び込むものの年末シーズン
駆け込みのお客さんで賑わいまくっていて
フラれまくる

そこから橋を渡り春吉〜三光橋を通過し結局 渡辺通まで辿り着いてしまう

ふらっと入ったカウンターだけの小さなお店
21時前には既におでんもネタがほとんどなくなっていたので
軽くつまんでいるとこの日約束していた知り合いから連絡が

待ち合わせて向かったのは

以前3〜4軒目に連れてきてもらった
スナック くの一

カラオケで91点を出してしまい 粗品(靴下)をもらった思い出のお店だ

おじいさんマスターとお婆さんママが二人で切り盛りしている人情スナック
飲み放題でおつまみのおばんざいがエンドレスで出てくる最高なお店
ここは常連さんの年齢層が幅広く20代若者も普通に入ってくる面白いお店
そして嫌でも歌わせられるので 直ぐに店内は変な一体感に包まれる
それがまた気持ちいい

連れてってくれたjoさんはここの常連
キャバクラ行ってしょーもない会話に大枚叩くくらいなら
スナックで見知らぬ先輩達(人生の)と飲む方が面白いと感じる
(そもそもキャバクラいかんけど)

そんな精神年齢還暦寸前の僕のもう一つの性癖
「ノスタルジー食堂(街中華含む)詣」
今は随分と寂れてしまった感ある筑前前原
その商店街入り口角にある 「角屋食堂」は
幼稚園児だった頃のうっすらとした記憶の中にも出てくるから
少なくとも30年以上はこの場所にあるはず

と調べてみると創業大正10年ごろって もうすぐ100年じゃん
嘘かまことかは知らないけどうちの母もここで若い頃働いていたくらいだから
そーとーな間やってることには間違いない
昔は商店街の夏祭りとかも活気があり 夏休み
商店街で自転車屋やっている本家に泊まりにくるのがとても楽しみだった

そんな角屋のカツ丼
THEカツ丼
美味しい・不味い以前にこんな雰囲気のお店で
ご飯を食べられること自体に感謝(もちろん味もうまい)
今時こんな贅沢な空間(店内も厨房も広い)でお店始めたら
物凄いお金かかるよ
そんなカツ丼が650円だなんて。。。
お得感ツユダク

できた当初は「またすんごいところにお店出すな」と言う印象だった
bbb houseもなんだかんだ賑わっててセレクトアイテムも良くついつい散財

忘れていけないのが ノスタルジー酒場こと大衆酒場
普段東京で飲むときはそんなお店ばかり目指して行くくせ
福岡ではいつも話題の新店ばかり行っていたことを反省
そーでした 私の原点はこーゆーお洒落とはかけ離れた
ガハハ ガハハと300円くらいのレモンサワーを流し込めるお店
これから帰省した時はこっちも掘っていこう

今回の年末年始はそんなことを再確認させられた帰省となりました

もちろん新しいお店も行くけど

元々淡路でお店をやってた NEHAさん
sunsea しゅーこさんが珍しく年末福岡にきてて
知ったこの新しいお店
行ってみたら 名古屋井本くんやリー君のアイテムなども扱ってて
面白いお店でした ここでも散財

福岡は帰るたび気付きと発見を持ち帰ってこれる
良い街です(誰だよおまえ)

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