夏の北岳登頂 (後半)
二日目 朝(と言うか夜中)2時頃からもぞもぞし始め
「おっし」とテントのドアを開けたのが3時過ぎ
隣にテントを張っていたミッチーも同じくらいに起き始めたので
湯を沸かしてとりあえずコーヒーと朝食の準備
ラーメンとカリカリ梅のおにぎり 甘いカフェオレで一気に目を覚ます
(今回のヒットおにぎりはセブンで買ったさつまいものおにぎり
もっちりしてイモも入っているので腹持ちも良かった)
いつものキャンプに比べたら拍子抜けするほど荷物が少なく
あっという間に完了 道具が少ないっていい事だ
山荘で水を1Lのポカリのボトルと500mlのいろはすのボトルに汲んで
(もーポカリとか甘ったるくて受け付けないし 北岳山荘は水無料!! 神っ)
4:40北岳に向け山荘を後にする
途中稜線で 日の出を拝み あまりの美しさに
しばらく見惚れる
後を振り返ると 登ってきた稜線の向こうに山荘がちっさく見える
日の出を見た後はしばらく稜線から外れる為(太陽と反対側)
太陽とはおさらば(いいタイミングで日の出を見れた)
山荘から北岳山頂までは 前日の行程に比べれば
屁のようなもんで
「これが最後の登りだ」と思うと 一歩一歩
踏みしめて登るから全然つらくない
山荘を出発して丁度1時間 5:40遂に山頂に到着
北岳 3193m
富士山に次ぐ日本第二位の山を遂に攻略した
高山病にビビって前日控えめにしていたビールも
後は下るだけ 恐れることなく絶景を楽しみながら乾杯した
いやー 朝ビールを あんな場所で飲めるなんて最高だった
うんまかったなーー やっぱビール飲むならグラスだな
登り始めは少し肌寒かったが 頂上に着くころには太陽も出て
半袖短パンで問題なかった(この写真後脱いだ)
30分程景色を堪能しながらビール飲んだりして 人も増えてきたので
6:15下山開始
下山ルートは 反対側の右俣ルート~御池小屋を目指す
山頂を過ぎもう一つの絶景ポイントを越え
後はひたすら下るのみ
両手にストックを持った我は無敵状態
四足歩行でサクサクと降りていく(景色を楽しみながら)
6:53 肩の小屋着
ここで小休止 山荘で汲んできた水も500mlのペットボトルだけ消費したので
補充しようとしたら肩の小屋は1L100円(セルフで置いてある缶にいれるスタイル)
それぞれなんだなーと 郷に従い100円払って補充
肩の小屋テント場も中々絶景を拝めそうだ
軽く行動食を入れて7:15 肩の小屋を出発
ここから少し稜線が続いたが
その後は中々の斜度の下りが続き 更に
気温も上がって 汗が噴き出てくる
標高が下がるにつれ体感温度もどんどん上がってき不快。。
下っててずっと思っていたのは
「このルート絶対登って来たくない」
左俣ルートもなかなか過酷と思っていたけど
こっちに比べれば可愛いもんだと思った。。。
ほんとに下りで良かった
肩の小屋を出発して1時間半ほどしてやっと
(途中マジで見どころがなくただひたすら下る)
白根御池が姿を現す
「お やっと見えた あとちょっとだ」となってからが長かった
まるで御池が蜃気楼かのようになかなかたどり着かない
結局御池小屋に到着したのは9:00
小屋に着くころにはすっかりお腹も減り
昼飯だーって意識でいたけど9:00だからアレは朝飯だったのか
新宿石井山専で買ったアマノフーズのリゾットとパスタを300mlのお湯にぶち込んで混ぜて食べたらバカウマ 一気に腹も満たされ至福
今 木村さんのレジスタントで作ってもらっている
財布を試していたけど思ってた通り完璧な使いやすさだった(営業)
ここまでくれば下山時間も読めてくるので
出発時に写真にとっておいた乗り合いタクシーの時間をみて
12時のタクシーを目指し 9:45白根御池小屋を出発
11:30 広河原小屋へ到着
今回の初めてのテン泊 山行を無事何事もなく終えたのだった
下山後すぐブーツを脱ぎ リンさんの影響でまんまと購入した
サンダルに履き替えたけど これホントに楽
リカバリーサンダルってのも頷ける
道沿いにあった芦安駐車場に一番近い風呂に寄ったらまさかのハズレで
風呂上り休憩所で足の親指をアブに噛まれ 血まで出たのでさっさと後にする
(車がいっぱい停まってたから人気あると思いきや外のBBQ客だった)
風呂から20分くらい車を走らせ
腹ごしらえに寄った 錦記飯店は周富徳の写真が貼ってあったけど
なんか関係あるのかな?
初めての街中華に行くと必ずオーダーする
ラーメン・炒飯・餃子
ラーメンは微妙だったけど 炒飯・餃子は普通に美味しかった
評判いいのは焼きそばだったのか。
何はともあれ 全員怪我もなく数年越しの北岳を攻略し
大満足の山行となりましたとさ
次はどの山に行こうか