第21回 長谷川恒男CUP
iPhoneでスルッと出走登録出来てしまった「ハセツネ日本山岳耐久レース」
ほんと軽い気持ちだったんです
「制限時間はたっぷりあるから動き続けてさえいればゴールできる」ってのを
鵜呑みにして じゃあとりあえず出てみよーかな位
去年の夏ジョギングに飽きてきた頃トレランを始め 出た大会といえば戸隠のハーフ
今年に入って八ヶ岳スリーピークス出場予定がまさかのDNS
それでもどこか「まぁなんとかなるっしょ」って思ってた。
1ヶ月前に試走に行くまでは。。。
一回ぐらい行っとかないとな と トレイル鳥羽チーム内で試走を呼びかけてみる
「ゆるーく試走付き合ってくださーい よっしゃっしゃースwww」
ぐらいの軽い感じ 草生えてる感じ。。。
後半部分 都民の森~五日市駅までの予定が
ゼーハゼーハーで大岳山登りきったところでサックリ心折れ部
「半分の半分でコレか・・・」
エスケープしたのち帰りのバスの中でコーラをチューチューしながら
「これはまずいねぇ~」とちょっと心を入れ替える
で 一週間前バタバタ一人で前半部分(五日市駅~都民の森)行けるとこまでって
結局また第一CPの浅間峠までで「アシイターイ」ってエスケープ
駄目じゃん 俺全ッ然ダメダメじゃん・・・
浅間峠(せんげんとうげ)ってずっと「あさまとうげ」って言っちゃってたよ俺
「いやーハセツネって奥多摩一周するレースに出るんですけどね~
今日は武蔵五日市駅からアサマトウゲまでサクッと走りましたよ~」
とかバス停で一緒にバス待ちしてたおじさんになんならちょっとドヤ顔で言ってたよ。。。
もー こーなって来ると なるよーになれー
おまかせしまーす
とりあえず体作りは時すでに遅しなので
断酒(3週間)と甘いものを2週間前から控え
カーボローディングで備えました
そして大会当日 もー全然気持ちが落ち着かない
前夜なんてあんまり気が張ってピリピリしてるもんだから
9ヶ月の息子がそれを察知してか夜泣きデビューと言うミラクル
ナイスタイミング!! ワタワタですよ。。
試走で心が謙虚になっていた僕は「渋滞回避の為自分の目標タイムより
早めのタイムの列に並ぶ」って裏技はやめて
まじめに「16~20時間」の列に
とにかく第一CPまでどころか第二CPまで渋滞だったのと
そのお陰で後半御岳からスパートする脚が残ってた事
ストックの使い方がレース中にどんどんコツを得て
後半部分ほぼ四足走行かって位体の一部になった事
登りのキツイ山の頂上から「お疲れ様でした~◯○山 山頂でーす」
ってボランティアスタッフの声掛けが何度も俺を生き返らせてくれた事
Red Bullはほんとに翼を授けてくれるって事しか記憶ない。
とにかく疲れたけど大人になってここまで一生懸命になることも
やりきって涙ちょちょぎれることもなかなか無いので
出走できて良かったです。
「歩いても 痛い 走っても 痛い なら走ってさっさと終わらせよう」