デマと噂と憶測と

大地震発生から一週間が経とうとしていますが
被害状況が徐々に明らかになるにつれ様々な情報や思いが錯綜し始めてます
みんな不安で みんなと共有しなきゃという使命感と
FaceBookやTwitter等情報ツールの発展によって広がる速度は目を見張るものがあります

「自分の親しい人に~の偉い人がいてそこからの情報」
「政府は何か情報を隠している」「イソジンを3cc飲んでおくと予防できる」
「外国人は海外に脱出している」「義援金は~の口座へ」
「トイレットペーパーがなくなるらしい」「今そんなこと開催してる場合かよ不謹慎だ」等々

悪意は無い事は勿論わかっています でも広める前に
もう一度冷静になりましょう

僕らは現地にいるわけではないんで人からやネットから
政府が発表していることからしか情報は得られません
なのでそこを信じるしかない訳で 後はその発表された情報が
いかに正確なものなのかを検証してくれている 第三者の信頼できるプロを
頼るしかないと思うんですね

そのほうが憶測で「~かも」「~らしい」って回っている情報より
僕は信頼できますし 信じたいと思います
こんな状況だからこそ「情報」に振り回されると自分を見失っちゃいそーで・・・
いちお原発の現時点での状況と今後のことで
僕が心のよりどころにしている文を貼っておきます

イギリス政府が科学顧問のHilary Walkerなどに依頼して日本大使館に送ってきた、
15日現在の影響評価(日本語要約by岩瀬大輔氏)

・1つの原子炉がメルトダウンしても、被害が出るのは50キロ圏内。
2つ以上の原子炉がメルトダウンしても、被害はあまり変わらない。
・現在の20キロ圏内の避難勧告は、妥当な判断。
専門家は、東京在住者への健康被害の可能性はないと見ている。
・専門家は、風向き云々ではなく、東京は距離的に離れているから健康には影響ないと見ている。
原子炉が冷やされるにつれて、10日程度で状況はかなり改善する。
・日本の当局から出される情報は、多くの機関から監視されており、
現在まで正しい情報を流していると見られている。
・チェルノブイリとはかなり状況が違う。チェルノブイリの時は、原子炉がメルトダウンし、
ケースが爆破し、何週間も炎上していた。
チェルノブイリの時でさえ、30マイル(50キロ)離れていれば、
健康を守るのに十分だった。一番問題となったのは、
被災した食料・飲料を食べて病気になったこと。
当時、食料の放射線レベルを測定したり、危険を知らせる試みは、全くなかった。

・ブリティッシュスクールの校長は、学校を閉鎖し続けるか質問してきたが、
原発を恐れ、閉鎖する必要はないと回答した。
・ヨウ素に関して、専門家は、多量の放射線や被災した食料・飲料を
取り込んだ際に限り必要となるもので、
長期にわたり、ヨウ素を体内に取り込むのは、どんな場合であっても、不健康。

以上 池上信夫さんblogより転載

論この情報も政府の発表も全てが信頼できるものとは思っていません
要は情報入手先を多チャンネル化して色んなところからの情報を
最終的に判断するのは自分自身なんだと思います
そのための判断材料としての材料を色んなところから仕入れる必要があると思います

全てに対して疑心暗鬼になり それこそみんなが
東京脱出なんて言ってたら 再建できるものも出来なくなっちゃいますしね

過剰な自粛もしかり 被災者じゃない人までもが控えて非日常を送るのではなく
可能な限りの支援をしつつ経済を回して行く これに尽きると信じてます

今は原発の一日でも早い沈静化と避難所で苦労している被災者の方々の安全を
ただ祈るばかりです。

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